冬から春になるころ
曇天の空はどっちに転ぶかわからない。足元をコンビニの白い袋が冷たい風に追われて転がっていく。昼間は職場の中か、その付近をうろついて季節感を感じさせない雑草群に宿った水滴にズボンの裾を濡らしている。「ああ。」と声に出してみる。自分の力でどうにもならないことや、耐えがたい人間同士の軋轢にヒビが差し込んだ空間や、慈悲の明光を微塵も感じさせない時流について。諦めの溜息だ。
曇天の空はどっちに転ぶかわからない。足元をコンビニの白い袋が冷たい風に追われて転がっていく。昼間は職場の中か、その付近をうろついて季節感を感じさせない雑草群に宿った水滴にズボンの裾を濡らしている。「ああ。」と声に出してみる。自分の力でどうにもならないことや、耐えがたい人間同士の軋轢にヒビが差し込んだ空間や、慈悲の明光を微塵も感じさせない時流について。諦めの溜息だ。